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コラム第8回 主流派経済学の終焉② ~お金の金属性と表券性~

作成日:2017年04月17日(月)

管理人Tです。北朝鮮のXデーといわれていた4月15日は大事なく過ぎましたね。Xデーといわれてる日は大体何も起きないもんです。(個人的には有事が勃発したほうが長期的に日本の利益になると思ってます。これについては機会があれば書きたいと思います。)さて前回に続き、

今回も経済学について書きたいと思います。前回ではアベノミクスはほぼ黒田ノミクスだったということを述べました。そして黒田ノミクスは想定よりもはるかに小さな効果しかあげませんでした。巷の評論家の間では消費税がすべての元凶であるといわれています。私も消費税は悪魔の税だと思っています。(これについても後日書く予定です。)しかし、日銀の執行部をはじめリフレ派は金融緩和でデフレを脱却できると主張していたのも事実です。量的緩和によってマネタリーベースは130兆円から430兆円にも増えました。黒田はよくがんばったと思います。ただし所詮経済学者の域をでません。経済の本質を理解していなかった。(その点、次期総裁であろう本田悦郎はまだましです。)だから、マイナス金利を導入してしまった。FRBが市場との対話を重視するのに対し、黒田日銀はサプライズを狙い続けて、そして失敗した。お金を増やせばインフレになる。この短絡的な思考を金属主義といいます。リフレ派がデフレは貨幣現象だと主張するのもこの金属主義が根底にあります。すなわち、お金=物の1種とみなして論理構成してしまうのです。量が増えれば価値が下がるという論理です。たしかにお金には金属性があります。が、金属性だけで判断すると見誤るのです。お金は表券性も持ち合わせています。光が波の性質と粒子の性質を持ち合わせているのに似ています。マネタリーベースが300兆円も増えたのにマネーストックM2は840兆円→960兆円と120兆円しか増えていない。(こんなことなら20歳から60歳の国民に一人100万円配ったほうが早かった)ここでマネタリーベースとマネーストックについて乱暴に説明すると、マネタリーベースは財布に入っているお金、マネーストックは財布から出て行って実際に使われたお金です。要するにみんな貯金ばっかしてぜんぜん使ってないんですよ。ここがリフレ派の大誤算でした。貯金が増えればその分使う、将来物価が上がるのなら安い今のうちに使う、そんな合理的な行動は人間はとらないのです。リフレ派が経済の本質(というより人間の本質)を理解していない最大の原因です。今の日本では「将来物価が上がるのなら、その分お金がかかるから今のうちにもっと貯金しておこう」となるのです。そこで有用となってくるのが、お金がもつもうひとつの性質「表券性」ということになります。次回は表券性とともに借金(負債)について書こうと思います。

管理人 T