ブログ - 堺市のトーヨーメタル株式会社|ロウ材、ろう付加工、フラックス

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  • ロウ付不良の発生原因および改善方法11選

     

    こんにちは。

    トーヨーメタルの和田です。

    前職は乗馬のインストラクターをやっていました。

    異色の会社員ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

    早速ブログの本題に入りますが、ロウ付を行う際に「ロウ回りが悪いけど、なぜ?」、「フラックスを使っているのに酸化被膜がとれてない・・・」などの問題が発生することがあると思います。

    せっかく作業をしたものの、成果がでないと悲しいですよね。

    しかも、「時間のムダ」「材料のムダ」「人件費のムダ」と良いことがありません。

    そこで、今回はそんな悩みを一掃する『ロウ付け不良の発生原因とその改善方法』について解説させていただきます。

    この記事を読むことで、「時間・材料・人件費」の3大コストのムダを省くことができます。

    みなさまの生産性が向上し、働き方改革にもお役に立てたらと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

     

    【目次】

     ロウ付け不良の種類11

     ロウ付不良の原因および解決策11

     

     

     

     

     ロウ付不良の種類11選

     割れ・・・ロウ付け部分の母材やロウ自体が割れてしまう状態。

     

     

     腐食・・・フラックスによる腐食や異種材料接合による電解腐食または応力腐食。

     

     

     ボイド・・・ロウ付け後、表面を見ると一見ロウ付けできているように見えますが、中に空洞ができており付いていない状態。

     

     

     ロウ切れ・・・ロウ量不足のため、ロウ付隙間を満たしていない状態。

     

     

     ピンホール・・・ロウ付け部に点在する小さな穴。

     

     

     ロウの酸化・・・ロウ中のZnやCdの酸化のこと。

     

     

     ロウの流れすぎ・・・「ロウだれ」とも言い、ロウ付け部以外へロウが流れる現象。

     

     

     フラックスの巻き込み・・・フラックス中の未反応物質やフラックス残渣がロウ付け部に残ること。ボイドの発生や腐食の原因にもなります。

     

     

     結晶粒の粗大化・・・ロウ付近傍の結晶粒の成長で、異種母材の場合に融点の低い母材側および加工された母材側に起こる。

     

     

     ブローホール・・・ロウ付け部に生じる球状やほぼ球状の空洞。

     

     

     フィレットの未形成・・・フィレット(継手のすきまからはみ出したロウの部分)が滑らかに裾を引いていない。

     

     

     

     ロウ付不良の原因および解決策11選

     割れ

    ・継手設計の不良。(ロウ付け部隙間や寸法など)

    ・母材とロウの熱膨張係数・弾性的性質の違い

    ・ロウ付け直後の急熱・急冷

    ・ロウが固まらないうちの振動や外力

     

     

     腐食

    ・フラックス残渣の洗浄不足 ※塩素系とくに注意が必要

    ・ロウ選定不十分(イオン化傾向を考慮した選定)

    ・環境条件(湿度、海が近い、腐食性ガスなど)

     

     

     ボイド

    ・表面の汚れや前処理の不完全

    ・ロウ付け隙間が狭すぎや、または不均一の場合

    ・フラックスや雰囲気が母材に適していない場合

    ・ロウ量の不足

    ・ロウ付け温度が低い、不均一、温度むら

     

     

     ロウ切れ

    ・継手設計の不良。(ロウ付け部隙間や寸法など)

    ・ロウ量の不足

    ・ロウ付け隙間が広すぎる場合(適正隙間)

    ・ロウ付け温度が高すぎる場合

     

     

     ピンホール

    ・前処理不十分や油脂分の付着

    ・ガス抜き不十分やロウからのガス発生

    ・作業時の軍手の毛がロウ付け時に付着などの異物混入

     

     

     ロウの酸化

    ・ロウ付け温度が高すぎる場合

    ・フラックスの量が少ない

    ・高温、長時間作用できるフラックスの使用で改善

     

     

     ロウの流れすぎ

    ・ロウ付け温度が高すぎる場合、または時間が長すぎる場合

    ・ロウ量が多い場合

    ・継手隙間の不適正

    ・ノンフローの使用でロウだれを防止

     

     

     フラックスの巻き込み

    ・ロウ付け温度が低すぎる場合

    ・加熱方法などのロウ付け施工の不適正

    ・フラックス量が多すぎる場合

     

     

     結晶粒の粗大化

    ・ロウ付け温度が高い、または時間が長く過加熱(オーバーヒート)が起こっている。

     

     

     ブローホール

    ・ロウ付け隙間の不適正

    ・加熱、冷却などロウ付け条件の不適正

    ・継手設計不良(継手部にガス抜きを考える)

     

     

     フィレットの未形成

    ・前処理の不完全

    ・フラックス量不足

    ・ロウ付け温度が低い場合

    ・ロウ付け時間が短い場合

     

     

     

    今回は『ロウ付不良の発生原因および改善方法11選』をご紹介させていただきました。

    これからトーヨーメタルではロウ付の悩み解決・非鉄金属加工や製品の情報・有益情報・新着情報などのブログを毎週1本投稿させていただきます!

    ぜひ、みなさまのお役に立てるコンテンツを目指して情報をアップしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

    また、ご不明点・ご相談などございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせくださいませ。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

                                                              トーヨーメタル株式会社 営業部 和田 

     

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